公明党、あおり運転防止対策プロジェクトチームに出席
2019/09/12
公明新聞より転載:2019年9月13日(金)
あおり運転 許さない 根絶に向け厳罰化検討
党対策プロジェクトチームが初会合
公明党の、あおり運転防止対策プロジェクトチーム(PT、座長=岡本三成衆院議員)は12日、衆院第2議員会館で初会合を開き、あおり運転根絶に向け、警察庁や法務省などから、現行の法律や取り締まり状況についてヒアリングし、意見を交わした。斉藤鉄夫幹事長、石田祝稔政務調査会長らが出席した。
冒頭、岡本座長は「あおり運転は大きな社会問題となっている。同じような事件が起きないように抑止力が働く対策を政府に求めていきたい」と訴えた。
席上、あおり運転など悪質で危険な運転に対して、警察庁は、比較的罰則の軽い道路交通法だけでなく、刑法の暴行罪や殺人罪を適用するなど、あらゆる法令を駆使して厳正な捜査を徹底するよう、昨年、全国の警察に通達したことを報告した。その上で、危険運転を行った場合のみでも道路交通法上、厳しく処罰される海外での事例を紹介し、あおり運転の厳罰化へ道路交通法改正の検討を進めていきたいと説明した。
出席議員からは「国民は不安に思っている。既存の罰則などを踏まえて、あおり運転の厳罰化を検討すべき」「妨害目的だけで運転している場合も刑罰化の対象に」「危険な運転を繰り返す人は、免許が取れなくなるような仕組みにできないか」などの意見が出た。
斉藤幹事長は「あおり運転は許さないという固い決意のもとで国民が納得するような制度を作り上げていきたい」と述べた。